みなさん、普段の業務でこんな風に感じたことはありませんか？

• 「これ、いつもいつも同じことを繰り返してるな」

• 「何でわざわざ人の手でこんな作業をしているんだろう」

• 「やることが多すぎてミスが多発してるな」

私がお伝えする本講座は、

• 日々追われているルーティンワークを自動化させたい

• プログラミングの経験はないが業務を効率化させたい

• ミスを減らして生産性を向上させたい

と思っている方向けに作成いたしました。

Windows 10以降の環境をお持ちの方であればプログラミングの経験がなくともマウスやキーボードを使って直感的にアプリケーションを組み立てていくことが可能ですので、初学者の方もご安心ください。

本講座ではMicrosoft社の提供するPower Automate DesktopというRPAツール、自動化ツールを用いてWindows 10を搭載したPC上での操作を自動化する方法について紹介します。

このPower Automate Desktopを使うと、普段の業務で行われているPCの操作、例えばWordでドキュメントを作成して、Excelでデータの管理・整形を行い、Microsoft EdgeやGoogle Chromeからシステムにアップロードするというような操作を自動化できます。

Power Automate Desktopではアプリケーション間の連携を含めた自動化(RPA化)が可能になります。プログラミングのような専門的な知識がなくても普段行っている操作を簡単に自動化できます。

講座の構成

本講座は3つの大きな枠組みで構成しています．まずSection 2 ~ 5ではPower Automate Desktopの基礎を紹介します．基本的な考え方やベースとなる使い方をマスターしてきます．続いてSection 6 ~ 10では実際の業務の中でありそうな内容を想定して，その業務を自動化する方法をご説明します．最後にSection 11 ~ 12では今後一人で自走していくために必要な考え方・アドバイスをお伝えします。

Section 6 ~ 10ではこちらの5種類のアプリケーションを作成していきます。

1. 自動転記アプリ：webページからデータの抽出、Excelファイルに転記、そのファイルをメール添付して送信します。

2. 日報自動送信アプリ：Excelファイルで管理している日報の情報を自動でメールを生成して送信します。

3. Excel集計アプリ：複数のExcelファイルを集約して一つのファイルにまとめた後クラウドにアップロードします。

4. PDFデータのWord文書化アプリ：取り扱いがしづらいPDFファイルを編集可能にするためにWordドキュメントとして保存します。

5. OCRを使ったスキャンデータの文書化アプリ：画像としてスキャンしたデータから文字を認識してWordのドキュメントを生成します。

これらのアプリケーションを作成することを通して、このPower Automate Desktopを使って自動化する具体的な方法を身につけることができます。

本講座でお伝えしないこと

本講座ではPower Automate DesktopというWindows 10上で動くソフトウェアを取り扱います。クラウド側のツールであるPower Automateは扱いませんので、ご注意ください。

本講座では、Power Automate Desktopに用意されている全ての機能を紹介するものではありません。初学者が、特にプログラミング経験のないような方が、理解しやすい内容をピックアップして、機能の紹介や実装の説明を行います。

本講座は深さを極める、というよりもできることの幅を広げていくことにフォーカスしています。Power Automate Desktopをマスターしたい、発展的な内容も理解したいと思っている方は本講座の受講はお勧めしません。

最後に

本講座の受講中、自分の知らない話、わからない話がいくつか出てくるかと思います。出来る限り私も分かりやすい説明を心がけていきますが、例えわからなかったとしても、実際に動くものを見るうちに段々と腑に落ちて行くことがあると思いますので、見様見真似でもいいので一緒に進めていきましょう。本講座がみなさんのスキルアップにつながることを願っています。

この講座終了後にみなさんが学びを深め、新しいことにチャレンジしていけるような土台作りをしっかり行っていきます。