最近仕事で直面した課題や問題を思い返してください。どのようにアプローチしましたか？解決策の選択肢の多さに、頭が一杯になりませんでしたか？そもそもどのように課題に取り組み始めるべきかわからなかったりはしませんでしたか？ このような場合、デザイン思考が役立ちます。

デザイン思考とは、創造的な課題解決のための、人に焦点を当てた5段階の思考プロセスです。ハーバード大学デザイン研究所とデザインファームであるIDEOにより提唱され、課題解決の手段として、世界中の組織に利用されています。デザイン思考とは、簡潔に説明すると、ユーザーのニーズを理解し、そのニーズに応えるために解決しなければならない課題を解決するために用いられる思考法のことです。この人に焦点を当てたアプローチを用いることで、ユーザーが本当に切望する製品やサービスを開発することができます。

この講座はデザイン思考を理解する上で最初に受講すべき入門講座となっています。また、この講座ではデザイン思考を実際の現場でどのように取り入れることができるのか？についても説明していきます。デザイン思考に初めて触れる方や、中心概念をおさらいしたい方に最適です。デザイン思考は様々な分野に取り入れ、応用することができます。いかなる専門分野であっても、デザイン思考はあなたが課題解決のための最適なソリューションを発見・実行する一助となるでしょう。

◆主なコース内容

・デザイン思考の5つのプロセスを、組織や職場の課題に応用する
・直面した課題に対して人に焦点を当てたアプローチをとるため、インタビューと観察を通してユーザーに共感し寄り添う
・インタビュー相手と共感する中で集めた情報をまとめて分析することで、中核となる課題を定義する
・「How might we・・・」という質問を用いて、課題の解決策のアイディア出しのブレインストーミングをする
・課題に対する最善の解決策を特定するために、プロトタイプを作る
・プロトタイプに対するフィードバックを得るために、テストを行う
・仲間や組織にデザイン思考を共有、説得するためにストーリーテリングを用いる

このコースでは、設定した課題を解決することに多くの時間を費やすことになるでしょう。各セクションには、課題解決にデザイン思考を応用する際に役立つであろうアクティビティを用意しています。また、プロジェクトを完成させる際のテンプレートを含むワークブックも用意しました。コースを進めながら、ワークブックも進めてください。デザイン思考を普段の仕事に取り入れる際、良い資料となるでしょう！

私はこのコースのインストラクターの、ローラ・ピッケルです。ハーバード大学デザイン研究所で学生としてデザイン思考を学んだ後、IDEOやLyft、SAPなど様々な組織にてデザイン思考を教えたり実際に利用したりし続けています。私はデザイン思考の持つ力を皆さんに知ってもらうお手伝いをするのが大好きです。あなたにもデザイン思考の持つ力をお伝えできればと思っています！ユーザーが喜ぶ画期的なソリューションを生み出したい方は、ぜひこのコースに登録してみてください！

◆学習の目的

1. デザイン思考の5つのプロセスを組織の課題に応用する

2. ユーザーに共感するための調査の価値を説明できるようになる

3. ユーザーに共感するためのいくつかの異なる手法を比較する

4. 解決案を概念化するために、「How Might We」という質問の効果を分析し、評価する

5. 場面や小道具、役割を用いて解決案を形にし、命を吹き込む

6. プロトタイプのテストはなぜ共感の作業に似ているかを説明できるようになる

7. デザイン思考の価値を広めるためにストーリーテリングの3原則を用いる

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※本コースの英語版はNASBA CPE認定コースです。

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